概要
Flock Security の監視カメラネットワークが 予想以上に拡大 している実態が、サイバーセキュリティ研究者による 新たな地図公開 で明らかに。 17万台超のカメラ と、補助機器13万台以上が 全米に分布。 脆弱性の指摘 や 透明性の欠如 が問題視され、議会でも 取り上げられる事態 に。 Flockは データ流出を否定 するが、研究者は 現実との乖離 を指摘。 知的財産権侵害の申し立て も発生し、 運営姿勢が問われている。
Flock Security監視カメラネットワークの実態
- Flock Security は2024年夏、 全米12万台超のカメラ運用 を公表
- サイバーセキュリティ研究者 Joshua Michael が 独自調査 を実施
- Flock社のデータベースから 位置情報を取得
- 17万台以上のカメラ と 13万台超の補助機器 を地図化
- 合計 30万台の監視デバイス の分布を可視化
- Flock Surveillance Map の特徴
- 各デバイスのモデル別色分け (例:Falconカメラ、Picard処理ユニット)
- 個別名称や住所情報 も掲載
- 検証のため、 アリゾナ州の6地点 を現地調査し、 全てでカメラ設置を確認
- 空港周辺や拘置所 など、特定地域での 大量集中設置 も判明
- 例:シカゴ・オヘア国際空港近くの Rosemont Public Safety Department に 860台
- 拘置所内設置例:「C-F-23 FOXTROT MALE HOLDING 2/SHOWERS」等の名称で Silverdale Detention Center に配置
データ取得方法とFlockの対応
- 2025年11月、Michael氏がFlockのWebサイトで脆弱性を発見
- 認証不要のアクセストークン が公開状態
- ArcGIS 経由で 全デバイスの位置情報を取得可能 に
- Michael氏の 通報履歴
- 2025年11月13日、Flockに 初回通報 (非侵入型テストと明記)
- 返信がないため 複数回追跡連絡
- 3回目で「 社内で対応中」との返信を受けるが、その後 音沙汰なし
- 2025年12月、データをダウンロードし、翌1月に技術ブログで公開
- 公開後、Flockは 脆弱性を修正
- Flockの公式対応
- 「データ漏洩やハッキングは一切ない」と主張
- 「 Flock Safetyのクラウドプラットフォームは一度も侵害されていない」と公式ブログで説明
透明性・倫理面での批判
- ACLU(アメリカ自由人権協会) による報告
- Flockの事業内容や安全記録、プライバシー対策に関する誤解・虚偽説明 のパターンを指摘
- Michael氏の見解
- Flockの「 データ漏洩なし」という主張は 事実と異なる と指摘
- 「 知っていて隠した場合は透明性の欠如、 気付かなかった場合は検知能力の問題」と批判
- 国家安全保障上のリスク にも言及
知的財産権問題とサイト運営への圧力
- Doppel(AIソーシャルエンジニアリング防御プラットフォーム) が 商標権侵害を主張
- 「FLOCK SAFETY」商標の 無断使用による混同や損害 を指摘
- サイトの削除要請 を実施
- Michael氏は 「Flockとは無関係」 という 免責文言 をサイトに明記
まとめ
- Flock Security の監視網は 想定以上に大規模
- 脆弱性指摘への対応や透明性の不備 が露呈
- 市民のプライバシー・国家安全保障への懸念 が高まる
- 知的財産権問題 など、情報公開活動への 圧力強化
Flockを公共サービスで使いたいなら、最大限の透明性が必要だよね。カメラの位置を公開したくないなら、公共のために提供するのはやめた方がいい。