概要
Kev は、Qwen3.5ベースの 小型意思決定モデルファミリー。 自身で訓練・実行可能 で、TypeSafe System One互換APIを提供。 0.8B/4B/9Bモデル、訓練コード・評価データ同梱。 Yes/No・選択肢・スコア 質問を同時に処理可能。 CUDA・Apple Silicon対応、Macでの動作最適化も実装。
Kev: 小型Jev風意思決定モデルの特徴
- Jev's Architecture Unmasked 記載の設計を基盤とした Qwen3.5 ベースのモデルファミリー
- 事前学習済み重み の利用、または 独自訓練 が可能
- TypeSafe System One互換API で、Python SDKからローカルサーバーに直接接続
- 0.8B/4B/9B の3モデルを用意、全て同一データ・設定で訓練
- Yes/No (noul)、 選択肢 (choice)、 スコア (score) 形式の質問を 同一リクエスト内で並列処理
- 質問同士は独立 しており、互いの内容を参照不可
- CUDA・Apple Silicon 両対応、4B/9Bモデルは 32GB Mac で動作(bf16使用時)
- Web Playground で入力や選択肢順序の影響を可視化・検証可能
クイックスタートガイド
- 必要環境 :Python 3.12+、uv
- 導入手順 :
git clone https://github.com/jaredpalmer/kev.git && cd kevuv sync --extra serveKEV_DTYPE=bf16 uv run --extra serve python -m kev.serve --run jaredpalmer/kev-4b --port 8009
- 初回実行時 にアダプタとベースモデルを自動ダウンロード
- --run オプションでローカルチェックポイントやHubリビジョン指定も可能
- API例 :curlでの問い合わせ、TypeSafe Python SDKによる実装例も用意
サンプルAPIリクエストとレスポンス
- リクエスト には「状態」と複数質問をJSONで送信
- レスポンス は各質問ごとに
- 選択肢の確率分布
- Yes/No確率
- スコア値・信頼度
- token数・応答遅延 などの使用状況も返却
モデル構成と精度比較
- Kev-0.8B/4B/9B :Qwen3.5ベース、同一データセットで訓練
- 精度・Brierスコア (低いほど良い)を 開発/テストセット で比較
- Kev-9B はJevに近い精度を達成
- 旧世代(Qwen3)モデル も併存し、Macでの低遅延用途に推奨
- モデルカード・PLAN.md で詳細な訓練・評価指標を公開
API仕様
- POST /v1/systemone :状態テキストと複数質問を評価
- noul :Yes/No確率
- choice :選択肢ごとの確率・信頼度
- score :スコア値・信頼度・分布
- /v1/models, /v1/systemone/permute, /v1/systemone/separate 等のエンドポイントも実装
- サーバーは127.0.0.1バインド、認証なし (ローカル運用推奨)
アーキテクチャ詳細
- LoRAアダプタ + 小型ポインタヘッド をQwenベースに追加
- Attention-Onlyモデル では全質問・状態を一つのトークン列で処理
- Qwen3.5 (DeltaNet層あり)は各質問ごとに独立した行で計算
- 各質問は状態のみ参照可能、他質問は参照不可の設計
- 選択肢間の順序依存性 もテスト・検証済み
- 訓練時はクロスエントロピー損失 を利用
- Jevの出力は訓練データに未使用
サービング・パフォーマンス
- CUDA環境 :Qwen3.5モデルはflash-linear-attention推奨、H100上で高速
- Apple Silicon :DeltaNet層はPyTorchのリファレンス実装で動作
- Macでの推奨モデル :現状はQwen3世代が低遅延、Qwen3.5は今後MLX対応予定
- LoRA合成・SDPA attention・入力パディング・状態キャッシュ 等で高速化
- 繰り返しリクエスト時のキャッシュ利用 で応答時間短縮
その他の機能・設定
- KEV_TEMPERATURE :確率の温度スケーリングでキャリブレーション改善
- KEV_DATE_FACTS :状態内の日付差分を自動付加、締切判定精度向上
- 全重み・tarball・SHA-256 をGitHubリリースで公開
- 旧世代モデルとの性能比較 も詳細に公開
まとめ
- Kev は Jev風の小型意思決定モデル を自分で簡単に訓練・運用可能
- TypeSafe System One互換API で既存ツールとの連携も容易
- Web Playground や Python SDK で手軽に試験・評価対応
- Mac・CUDA両環境 での最適化、 低遅延サービング に配慮
- 詳細なモデル評価・比較データ も公式リポジトリで提供
OSSのJevみたいなモデルに人々が注いでるエネルギーにかなり感心してる。盛り上がりは理解できるけど、こういうモデルの使い道って何なんだろう?コーディングエージェントの文脈で使えるのかな、それとも全然違う場面での方が関連性があるのかな?