概要
- Figma の初期体験とその後の普及による影響
- デザインツールの エンジニアリング志向 への懸念
- Auto Layout や Dev Mode の具体例による問題提起
- デザインの自由度と創造性の縮小への警鐘
- ツールと働き方 のバランスの重要性
Figmaがデザイン現場にもたらした変化と課題
- 2013年、Dylan FieldによるFigmaの初期プロトタイプ体験
- ペンツール の操作性の良さに感銘を受けるも、ブラウザベースの本質的な革新性を見逃し
- 現在、Figmaは リモートデザイン実践 の中核ツール
- Figma 無しでは完全リモートなデザイン体制の構築は困難だった現実
- Dylan Field の成功と自身の立場の対比
Figmaによるエンジニアリング志向の強化とその問題点
- 過去5年間 でFigmaの方向性に対する懸念の増大
- Smart Components、 Variables、 Auto Layout、 Interactive Prototypes などの機能追加
- エンジニアリングとの パリティ を目指す動きへの疑問
- アイデアの広がりが必要な初期段階で 表現の幅 が狭まる危険性
Auto Layout導入によるデザイン自由度の制限
- Auto Layout はDOMライクなレイアウト機構
- 構造が固まったデザインファイルには利点
- 多くのチームが 初期段階からAuto Layout で全画面デザインを構築
- 結果として 自由な配置やレイアウトの試行 が困難に
- 要素の自由なドラッグ や奇抜なレイアウトの組み合わせが制限
- 小さな変更も レイアウトとの格闘 になる事例の増加
Dev Modeによるプロセスの分断と問題意識
- Dev Mode はデザインと実装の橋渡しを目指す機能
- デザインの 仕上げと実装の分離 を強化
- 複雑なプロトタイプ 作成に多大な時間を費やす現状
- 実際にはコードでしか体験できない設計要素の多さ
- 「 Ready for dev」という考え方が 開発者の主体性 を奪う危険性
早すぎる最適化とデザイン空間の狭窄
- デザイナーが 早期に意思決定 しすぎる傾向の助長
- アイデアを 過度に構造化 し、展開前に制約してしまうリスク
- 柔軟な発見の余地が 一貫性と構造 に取って代わる現象
- デジタルデザインの モノカルチャー化 への懸念
- 共有された意図ではなく、 共通の制約 による均質化の進行
デザイナーとエンジニアの協働とツールの在り方
- 15年間 にわたりデザイナーとエンジニアの協働を推進
- 学際的協働 とは、異なる視点を持ち寄ること
- デザイナーが エンジニア的思考 に傾倒しすぎることへの警鐘
- Figma の強力さと同時に、 構造重視の働き方 への誘導に注意
- デザインは 秩序 ではなく、 問い・遊び・混沌 から始まるべき
- ツールは 自由な発見と実験 の余地を残す必要性
- 最初から全てが整然としていると、 グリッドの外側 の発見が失われる危険性
うーん、FigmaのAuto Layoutについてはあんまり詳しくないけど、なんかこの不満はちょっと的外れな気がするな。デザインは印刷デザインとは違うし、リフロー可能なメディアのためにデザインするなら、その制約に合わせてデザインしなきゃいけないよ。いいプロトタイピングツールは、一時的にその制約を超えることを許してくれるべきだけど、ウェブやモバイルデザイナーがその制約をエンジニアの問題だと無視するのは、活版印刷の制約を型屋の問題だと無視するのと同じくらい不適切だよ。うまくいかないから。