概要
- GPT-5.5 の料金が 2倍 に値上げ
- 出力トークン数 が長文プロンプトで 19〜34%削減
- 実際のコスト増加は 49〜92%
- 短いプロンプトでは コスト効率悪化
- 同一ユーザーによる 比較分析 を実施
GPT-5.5価格改定と実コスト影響
- GPT-5.5 は GPT-5.4 と比べて 入力トークン単価が$2.50/Mから$5.00/M、 出力トークン単価が$15/Mから$30/M に上昇
- OpenAI は「 冗長性が減少し、同じタスクでも短い出力」と説明
- Opus 4.7 時と同様、 5.4から5.5へ移行したユーザー を対象に 実コスト比較
- コスト増加幅は49%〜92% で推移
- 長文プロンプト では 19〜34%出力トークン削減 により一部コスト増を緩和
- 短文プロンプト では出力トークン数が減少せず、コスト増加が顕著
分析手法と検証方法
- Opus 4.7分析 と同じ「 スイッチャーコホート」手法を採用
- GPT-5.4 を主に使っていたユーザーが GPT-5.5 へ移行したケースを抽出
- ユーザー・ワークフロー・トークナイザー は同一条件
- OpenRouter の トークンカウント を基準に比較
- プロンプト長別 に、出力トークン数とコストを集計
出力トークン長の変化
- 10Kトークン以上の長文 で 19〜34%出力トークン減少
- 2Kトークン未満 では 出力長ほぼ変化なし
- 2K〜10Kトークン では 52%出力増加 という逆転現象も観測
実コストの詳細
- プロンプト長別のコスト比較(1M OpenRouterトークンあたり)
- <2Kトークン :$4.89(5.4)→$9.37(5.5)、 +92%
- 2K〜10Kトークン :$2.25→$3.81、 +69%
- 10K〜25Kトークン :$1.42→$2.15、 +51%
- 25K〜50Kトークン :$1.02→$1.65、 +62%
- 50K〜128Kトークン :$0.74→$1.10、 +49%
- 128K+トークン :$0.71→$1.31、 +85%
- 長文プロンプト では出力短縮によるコスト増緩和
- 短文プロンプト ではコスト増加が顕著
分析条件・データソース
- データ出典 :OpenRouterリクエストログ
- コホート :GPT-5.4からGPT-5.5に乗り換えたユーザー
- サンプル :テキストのみ、キャンセルなしリクエスト
- 期間 :GPT-5.4(2026年4月21~23日)、GPT-5.5(2026年4月25~28日、ローンチ日除く)
- 正規化 :OpenRouterトークン単位でプロンプト長ごとにバケット化
- 除外条件 :メディア(画像・音声・動画・ファイル)、キャンセル、ゼロトークンリクエスト
まとめ
- GPT-5.5 は 値上げ と 出力長短縮 により、 長文プロンプト ではコスト増を緩和
- 短文プロンプト では 大幅なコスト増 が発生
- 利用パターンによってコスト効率が大きく変動