Easyduino: KiCad用オープンソースPCB開発ボード
16時間前原文(github.com)
概要
- Easyduinoは、オープンソースのPCB開発ボード設計リポジトリ
- KiCadを用いて主要なマイコンボードの設計を統一
- USB-C対応や4層基板など最新の設計手法を採用
- 各ボードごとに違い・制約をreadmeで明記
- CERN OHLv2の下で自由に利用・商用化が可能
Easyduino: オープンソースPCB開発ボード設計リポジトリ
- Easyduinoプロジェクトは、ArduinoやESP32、Raspberry Pi Pico、STM32 Bluepillなど人気開発ボードのPCB設計を統一管理
- KiCad(無料・オープンソースEDA)を使い、PCB設計のベストプラクティスを取り入れた設計方針
- USB-C対応など現代的なインターフェースを追加
- 世界中で異なるEDA(Eagle、Altium、KiCad等)・規格・部品を用いていたボード設計の統一を目指す
- 例:Arduino UNOは2010年イタリアでEagle設計、ESP32は2016年中国でAltium設計、Raspberry Pi Picoは2021年英国でKiCad/Altium設計
対応開発ボード一覧
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Easyduino UNO
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Easyduino Nano
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Easyduino ESP32
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Easyduino ESP32 S3
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Easyduino Pi Pico
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Easyduino Bluepill STM32F103
- オリジナル設計を忠実に再現した外形・ピン配置・部品構成
- 一部、部品入手性や製造コストの制約で代替部品を採用
- 各ボードごとの相違点は各プロジェクトのreadmeファイルで解説
設計・製造上の特徴
- 4層基板(JLC04161H-7628スタックアップ)で配線簡略化
- 製造元JLCPCBの制約に沿った設計ガイドライン
- 一部の極小部品(例:Raspberry Pi Picoの01005)は製造コストの都合で非対応
- オリジナルArduino UNOのUSB-シリアル変換IC(Atmega16u2)は入手困難なため代替品を使用
プロジェクト構成
- KiCad設計ファイル(.kicad_pro, .kicad_sch等)
- readme:プロジェクト固有の注意点・差分を記載
- xxx.pretty / xxxlibraries:非標準フットプリントや回路記号ライブラリ
- Outputs:KiCad Jobset出力(Gerber, STEP, PDF, ERC, BOM, CPL等)
- ProductionFiles:
- BOM(部品表・Centroidファイル)
- Datasheets(主要部品のみ)
- Gerbers(製造用データ一式)
- PDFs(回路図・PCB図面)
- Photos(製造基板写真・レンダリング画像)
Easyduinoプロジェクトの利用方法
- 最新版KiCadのインストール
- GitHubページ右上の「Code」→「Download ZIP」でダウンロード&展開
- もしくはgit cloneでリポジトリ複製
- 任意プロジェクト内のxxx.kicad_proをダブルクリックでKiCad起動
- 本プロジェクトはKiCad v8.0.0で開発、v10まで動作確認済み
- Jobset機能でGerberやBOM生成を簡素化
- KiCad v10のGit機能はプロジェクト単位で非対応のため、変更時は全体をgit add
- 回路図やGerberのみ参照したい場合は、各プロジェクトのProductionFilesフォルダ内のPDF・Gerberを利用
コントリビューション・開発協力
- 誤りを発見した場合はissueを立てるか、fork & mergeで修正提案
- 新規開発ボード追加時は、回路図のスタイル・表記・フォルダ構成を既存にならうこと
- 正電圧は上向き、テキストの可読性、リファレンスページ、類似フォルダ構成
今後の予定(To Do)
- RP2040 v1.1基板の注文・テスト(v1.0はFlashピン誤接続で起動不可)
- ESP32S3 v1.1基板の注文・テスト(v1.0はRST/SUSPENDのPullUp/PullDown未実装)
- nRF52840 DongleやRP2350Aの設計開始
- その他実装可能なマイコン/SOCの調査
謝辞・ライセンス
- winsrrow氏によるKiCadノウハウ提供・RP2040 v1.1設計への貢献
- CERN Open Hardware Licence Version 2 - Permissiveの下で配布
- ソース公開義務なし、商用利用可
- 利用時はCERN OHLv2ライセンス文書の同梱が必要