USBチートシート(2022年版)
概要
USB規格の世代と速度、ケーブル構造、コネクタ種類、および充電性能を簡潔に解説。
混乱しやすいGen名やレーン数の違いも整理。
Type-A/B/Cのピン構成や用途も明確化。
実効転送速度や最大電力供給も一覧で提示。
USBの進化を時系列でまとめ、実用面でのポイントを強調。
USBチートシート:規格・速度・ケーブル・コネクタまとめ
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USBの主な規格名と別名、信号速度、実効速度、ケーブル長の比較
- USB 1.1(Full Speed):12Mbps、1.5MiB/s、4本線、4m
- USB 2.0(Hi-Speed):480Mbps、60MiB/s、4本線、4m
- USB 3.0/3.1/3.2(SuperSpeed USB 5Gbps):5Gbps、625MiB/s、8本線、3m
- USB 3.1/3.2(SuperSpeedPlus USB 10Gbps):10Gbps、1250MiB/s、8本線、2m
- USB 3.2 Gen 2x2(SuperSpeedPlus USB 20Gbps):20Gbps、2500MiB/s、12本線、1m
- USB4 Gen 2x2/Gen 3x2:20Gbps/40Gbps、2500/5000MiB/s、12本線、0.8m
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Gen名の命名法則とレーン数・実効速度
- Gen A x B:A=世代、B=レーン数
- USB 3.2 Gen 1x1:5Gbps(1レーン)、500MiB/s(理論値)、400MiB/s(実効値)
- USB 3.2 Gen 2x2:20Gbps(2レーン)、2,424MiB/s(理論値)、1,600MiB/s(実効値)
- USB4 Gen 3x2:40Gbps(2レーン)、4,848MiB/s(理論値)、2,700MiB/s(実効値)
- エンコーディング方式によるオーバーヘッド
- 8b/10b:20%
- 128b/132b:3%
- Gen A x B:A=世代、B=レーン数
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ケーブルの内部配線とレーン構造
- 4本線:PWR、GND、D+、D-、1レーン(半二重)
- 8本線:PWR、GND、D+、D-、RX+、RX-、TX+、TX-、2レーン(全二重)
- 12本線:PWR、GND、D+、D-、RX1+/RX1-、RX2+/RX2-、TX1+/TX1-、TX2+/TX2-、4レーン(2up/2down)
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コネクタの種類と対応線数
- USB-A/B:4本線 or 8本線
- USB Type-C:12本線のみ、2レーン以上に対応
- CC1/CC2:DFP/UFP検出、電力交渉、Altモード切替
- SBU1/SBU2:DisplayPort AUX、HPD用
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充電仕様と最大電力供給
- USB 2.0:5V 500mA 2.5W
- USB 3.0/3.1:5V 900mA 4.5W
- USB BC 1.2:5V 1.5A 7.5W
- USB-C(非PD):5V 3A 15W
- USB-C PD 1/2:20V 5A 100W
- USB-C PD 3.1(EPR):48V 5A 240W
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USB規格のリリース年表
- USB 1.0:1996年1月
- USB 1.1:1998年9月
- USB 2.0:2000年4月
- USB 3.0:2008年11月
- USB 3.1:2013年7月
- USB 3.2:2017年9月
- USB4:2019年8月
USBレーン・エンコーディング・実効速度解説
- 複数レーン対応のUSBは送信側でストライピング、受信側でボンディングを使用
- エンコーディングオーバーヘッドにより、カタログ値より実効速度が低下
- 4本線=1レーン、8本線=2レーン、12本線=4レーンの構成
- Type-Cのみが2レーン以上に対応し、高速転送や多機能拡張が可能
まとめ:USB選定・活用のポイント
- 規格名・Gen名・レーン数を正確に把握し、実効速度を確認することが重要
- Type-Cケーブルの選定ではレーン数と電力供給能力に注意
- エンコーディング方式や実際の転送速度も考慮する必要
- 充電用途ではPD対応や最大電力の違いを確認
- コネクタ形状・内部構造を理解し、用途に合ったケーブル・デバイス選定が不可欠