1999年のようにインターネットを使う
21時間前原文(joshblais.com)
概要
現代のインターネットはアルゴリズムと広告に支配され、本来の自由や創造性が失われつつある。
1999年のような“市民”としてのインターネット利用に立ち返ることが重要。
RSS、IRC、XMPPなどのオープンプロトコルの活用が推奨される。
情報の主導権を取り戻し、人間同士の本物の交流を重視すべき。
現代的なツールや対策も組み合わせ、より健全なネット体験を目指す提案。
アルゴリズム支配の現状と問題点
- SNSや動画サイトのフロントエンドのみを利用し、毎日同じ数サイトを巡回するだけの生活
- アルゴリズムによる情報供給で、自分の意思や興味が薄れていく現象
- 情報の深みや人間性の喪失、AI生成コンテンツの氾濫による“ノイズ”の増加
- 注意力や集中力の低下、エモーショナルな誘導による無意味な消費行動の助長
インターネット本来の使い方への回帰
- **プロトコル層(HTTP、XMPP/IRC、SMTPなど)**で直接データとやり取りする重要性
- モダンなSNSプラットフォームの表層を捨てることで情報の自由を取り戻す提案
- 90年代や2000年代初頭の技術を活用し、広告やLLMスパム、無駄なJavaScriptからの脱却
RSSフィードの活用
- **RSSリーダー(例:miniflux)**を用い、アルゴリズムに頼らず自分の興味を能動的に選択
- リアルな人間やクリエイターの情報のみを受信し、AI生成コンテンツは避ける
- 自分自身で現実をキュレーションする手法として最も効果的
IRC・XMPPによるコミュニティ復興
- IRCのようなテキスト主体のチャットプロトコルによる高い情報純度のコミュニティ形成
- XMPPの自己ホスト運用によるプライバシー強化とエンドツーエンド暗号化(OMEMO)の活用
- Matrix/Elementは推奨せず、XMPP/IRCのシンプルさと信頼性を重視
検索エンジンの使い方
- 自前の検索エンジンや高度な検索クエリの活用でAIスパムや広告を回避
- 意図的かつプロフェッショナルな検索方法の重要性
- 具体的な検索ワードや期間指定による精度向上
アーカイブとデータ保存
- リンク切れ(リンクロト)対策として有用情報のローカル保存
- Emacsやsyncthing等のツールを使い、複数デバイス間で情報を同期
- Internet Archiveの利用による長期保存
メールの重要性
- プラットフォーム内DMよりもメールでの連絡を推奨
- 会話の所有権・プライバシーの確保(Gmail等の広告型サービスは非推奨)
- PGP暗号化によるセキュリティ向上
POSSE方式とSNSの“Push専用”利用
- **IndieWebのPOSSE(Publish on your Own Site, Syndicate Elsewhere)**原則の推奨
- **SNSは発信専用(Push)**で利用し、受動的な消費や議論は避ける
- APIや自動化ツールによる効率的な情報拡散
Gopher・Geminiなど軽量プロトコル
- GopherやGeminiのようなテキスト中心プロトコルの再評価
- HTTP自体は悪ではなく、使い方次第で健全な情報流通が可能
- リソース効率の良いWeb構築への提案
現代的なインターネット活用のコツ
- ルーターでのブロックリスト設定による広告・悪質サイトの遮断
- テキストブラウザやJavaScript無効化、uBlock Origin利用による情報純度の向上
- SNS消費の停止・無駄な議論の回避と、能動的な情報探索
人間味の回復と本物志向
- 本物の人間・クリエイターとの交流を最優先
- インターネットの“現実性”の喪失に対する警鐘
- 不完全さや即興性こそが人間らしさであり、創造性や本物志向の重要性
結論
- インターネットは人類最大の発明であり、多大な恩恵をもたらしてきた
- 情報のサイロ化や快適さの追求による閉塞感からの脱却が必要
- 本物志向・主権回復・オープンな交流こそが未来への道
- 1999年のような“健全なインターネット”利用の再提案
- 読者への呼びかけ:「あなたはどのようにインターネットを使っていますか?」