Apple、警察がiPhoneから削除されたチャットメッセージを抽出するために使用していたバグを修正
概要
AppleはiPhoneとiPad向けに、削除済みメッセージの通知内容が端末に残るバグを修正するアップデートを公開。
このバグにより、法執行機関が削除済みメッセージを抽出できていた事例が判明。
Signalなどのメッセージアプリ利用者のプライバシー懸念が高まる。
Appleは古いiOS 18にも修正を適用。
プライバシー保護の観点から注目を集めている問題。
Apple、削除済みメッセージ通知のバグ修正
- AppleがiPhoneおよびiPad向けにソフトウェアアップデートを公開
- 削除済みや自動消去されたメッセージの通知内容が端末に最長1か月間キャッシュされるバグの修正
- Apple公式セキュリティ通知によると、「削除対象の通知が予期せず端末に残る」問題が発生していた
- このバグにより、法執行機関が削除済みメッセージを抽出可能だった事例が明らかに
- 404 MediaがFBIによるSignalメッセージ抽出事例を報道
Signalとプライバシー保護の懸念
- SignalやWhatsAppなどのメッセージアプリでは自動削除タイマー機能を提供
- 削除済みメッセージの通知内容がiPhoneのデータベースに残ることで、プライバシーリスクが発生
- SignalのMeredith Whittaker氏がAppleに問題解決を要請
- 「削除されたメッセージの通知がOSの通知データベースに残るべきではない」と指摘
- プライバシー活動家やリスクユーザーの間で懸念が拡大
Appleの対応と今後の課題
- AppleはiOS 18の旧バージョンにも修正を適用(バックポート対応)
- なぜ通知内容が記録されていたかは現時点で不明
- Appleは本件に関するコメントを控えている状況
- プライバシー保護機能の信頼性向上が今後の課題
- 法執行機関による端末フォレンジックへの対策強化が求められる
取材・連絡先情報
- Lorenzo Franceschi-Bicchierai(TechCrunchシニアライター)が本件を取材
- 追加情報の提供はSignal(+1 917 257 1382)、Telegram/Keybase(@lorenzofb)、**メール(lorenzo@techcrunch.com)**で受付
- Lorenzoはハッキング、サイバーセキュリティ、監視、プライバシー分野を担当