Claude Opus 4.6と4.7のシステムプロンプトの変更点
概要
- Anthropicは主要AIラボで唯一、システムプロンプトを公開
- Claude 3以降のプロンプト進化を追跡可能
- Opus 4.6から4.7への主な変更点を詳細解説
- Claudeのツールや安全対策、応答スタイルの変化
- ツール説明文は非公開だが、直接Claudeに問い合わせ可能
AnthropicのClaudeシステムプロンプト進化の概要
- Anthropicは、主要なAIラボの中で唯一ユーザー向けチャットシステムのシステムプロンプトを公開
- Claude 3(2024年7月)以降、プロンプト履歴のアーカイブを継続的に更新
- Opus 4.7(2026年4月16日)ではClaude.aiシステムプロンプトがOpus 4.6(2026年2月5日)からアップデート
- Markdown形式でプロンプトを分割・Git履歴で管理する手法を紹介
Opus 4.6から4.7への主な変更点
- **「developer platform」が「Claude Platform」**へ名称変更
- システムプロンプト内のClaudeツール一覧にClaude in Powerpoint(スライド作成エージェント)が追加
- 既存のClaude in Chrome(自律ブラウジング)、Claude in Excel(表計算エージェント)も明記
- Claude Coworkがこれら全ツールを利用可能
- 児童安全対策セクションが大幅拡張され、**<critical_child_safety_instructions>**タグで囲まれる
- 児童保護で拒否した場合、同一会話内の以降のリクエストにも極めて慎重に対応
- ユーザーが会話終了を示した場合、Claudeは引き止めず尊重する指示を追加
- **<acting_vs_clarifying>**セクション新設
- 細かい情報が不足していても、ユーザーは即時の合理的対応を希望する傾向
- 回答に必須な情報が欠落している場合のみ質問
- ツールで曖昧さ解消を優先し、ユーザーに調査を依頼しない
- タスク開始後は途中で止めず、完了まで実行
- Claude chatにツール検索機能を導入
- 能力不足と判断する前にtool_searchで該当ツールの有無を確認
- 「Xへのアクセスがない」と断言するのはtool_searchで該当ツールが存在しない場合のみ
- 冗長な応答を避け、簡潔で焦点を絞った回答を推奨
- 免責事項や注意事項も簡潔に記載
- 4.6で存在した「エモートやアクションの自粛」「特定ワード(genuinely等)の回避」指示は4.7で削除
- 摂食障害に関する新規セクション追加
- ユーザーが摂食障害の兆候を示した場合、具体的な栄養・運動指導や数値目標は一切提示不可
- 論争的な質問への「はい/いいえ」強制に対し、短い回答を拒否し、理由を説明する指示を追加
- **大統領に関する明記(Donald Trumpが現大統領である旨)**は4.7で削除
- 知識カットオフが2026年1月に更新され、明記不要に
Claudeツール一覧と説明文の扱い
- 公開されているシステムプロンプトにはツール説明文が含まれていない
- Claude chat UIの機能を最大限活用したい場合、ツール説明が重要
- Claude自身に「利用可能なツールの一覧と説明文・パラメータを正確に列挙」させることで確認可能
- Opus 4.6以降、利用可能なツールのリスト(例:ask_user_input_v0, bash_tool, image_search, web_fetch, tool_searchなど)は大きな変化なし
まとめ
- Anthropicの透明性とClaudeシステムプロンプトの進化を継続的に追跡可能
- 安全性・利便性・ユーザー体験向上のための細やかな設計変更
- ツールの詳細説明は非公開だが、Claudeへの直接問い合わせで入手可能