テスラ、HW3オーナーに「辛抱強く待ってほしい」と伝える - FSD待機7年後
16時間前原文(electrek.co)
概要
- オランダのTesla Model 3オーナーがFSD未対応問題で集団請求を開始
- 2019年にFSDへ€6,400を支払ったが、7年経っても提供なし
- Teslaは「ただ待ってください」と回答し、具体的な対応策なし
- 欧州で法的圧力が急増、集団訴訟への発展
- EU消費者保護法の強さがTeslaにとって大きなリスク
オランダのTeslaオーナーによる集団請求の背景
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オランダのModel 3オーナーMischa Sigtermansがhw3claim.nlを立ち上げ、HW3+FSD購入者の集団請求を開始
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2019年に**€6,400**を支払い「Full Self-Driving(FSD)」を購入
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7年経過後もFSD未提供、Teslaからの回答は「ただ待ってください」
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RDW(オランダ運輸局)がFSD SupervisedをEUで初承認。ただしAI4搭載車のみ対象
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HW3車両にはFSD提供予定も不明、ハードウェアアップグレードの情報もなし
- Teslaの説明:「FSDがHW3に来るかどうか、情報はない」
- 購入時のインボイスには「full self-drive capability」と明記
- Elon Musk自身も「HW3は真の自動運転には不十分」と認める発言
HW3オーナーへの対応と約束の変遷
- 2019年:FSDはソフトウェアアップデートのみで実現と宣伝
- 2024年8月:Tesla VP of AIのAshok Elluswamyが「HW3はAI4より小規模なモデルで代替」と認める
- 2025年1月:Elon Muskが「FSD購入車両のHW3は全て交換が必要」と公式発言
- 2024年第4四半期決算発表で「ハードウェア交換は困難で痛みが伴う」とコメント
- 15ヶ月経過後もハードウェア交換プログラム・返金・具体的な時期発表なし
- HW3向けには「v14 Lite」をQ2 2026に提供予定とするが、本来のFSDとは別物
- HW3オーナーは依然としてLevel 2の運転支援のみ。約束された自動運転とは異なる
欧州で高まる法的圧力
- hw3claim.nlには29カ国3,000人超が登録、FSD購入総額は**€6.5百万超**
- FSD Supervisedが欧州で開始され、AI4搭載車との格差が明確化
- EU消費者保護法は米国より強力、宣伝内容と実際の機能不一致に厳しい対応
- オランダ・ドイツ・フランスなどは集団請求制度が成熟
- 2025年10月:オーストラリアでもFSD誤表記で集団訴訟開始
Electrekの見解と今後の展開
- 「ただ待ってください」は7年前に支払い済みの顧客に対して極めて不誠実
- Teslaは解決策も返金も時期も発表せず、問題を先送り
- FSDが欧州で提供開始され、被害が具体化
- EUの消費者法は「提供できない機能を売った場合の救済」を想定
- CEO自身が「HW3では自動運転不可」と明言、社内特許でも非互換を認める
- 訴訟に発展する可能性が高く、「ただ待て」は法廷で不利な証拠となる見込み
まとめ
- TeslaのHW3+FSD問題は欧州で大規模な集団訴訟へ発展中
- オーナーの長期的な不満と法的リスクが企業イメージと財務へ影響
- 今後の焦点はハードウェア交換・返金・法的決着