「Claude Opus 4.7」はセッションごとに20〜30%のコスト増加
概要
Anthropic Claude Opus 4.7の新トークナイザーは、4.6よりも1.3〜1.45倍多くトークンを消費。
実際の技術文書やコードで上限値に近いトークン増加を確認。
料金やクォータは据え置きだが、1セッションあたりのコストが20~30%増加。
厳密な指示遵守率は+5pp向上したが、効果は小さい。
用途によってコスト増に見合うかは異なる。
Claude Opus 4.7 トークナイザー移行の実態
- 新トークナイザーは4.6より1.3~1.45倍多くトークンを消費(公式ガイド記載より高い実測値)
- CLAUDE.mdファイルや技術ドキュメントで1.45~1.47倍の増加を確認
- 英語・コード中心の実用データで1.325倍、**CJK(日本語・中国語)**では1.01倍とほぼ変化なし
サンプルごとのトークン増加率
- 英語技術文書: 1.47倍
- Shell script: 1.39倍
- TypeScriptコード: 1.36倍
- Markdown(コード含む): 1.34倍
- Pythonコード: 1.29倍
- JSON: 1.13倍
- 日本語・中国語: 1.01倍
トークナイザーの変化内容
- **非ラテン系(CJK等)**は変化が小さい
- 英語・コードは短いサブワード単位で分割される傾向
- コードは頻出パターンが多いため、トークン増加の影響が大きい
コスト増加の具体例
- セッション単位のコスト:
- 4.6: 約$6.65
- 4.7: 約$7.86~$8.76(20~30%増加)
- 最大プラン利用者はレートリミットに先に到達する可能性が高まる
- キャッシュヒット率やキャッシュ無効化時のコスト増加も顕著
指示遵守率の変化
- IFEvalベンチマークによる評価
- 厳密な指示遵守率が+5pp向上(4.6: 85%、4.7: 90%)
- 大きな劇的改善ではなく、小幅な向上
- 複数制約があるプロンプトで4.7が優位
コスト増加の内訳と影響
- キャッシュリードがコストの大部分を占める
- 出力量が増えると、さらにコスト増加
- キャッシュ無効化イベントやモデル切替時は特にコスト増
結論:コスト増加に見合うか?
- 英語・コード中心の利用では1.3~1.45倍のトークン増加を想定する必要
- 指示遵守の向上は+5pp程度の小幅な改善
- 20~30%のセッションコスト増加が許容できるかは、ユーザーの用途次第
- 厳密な指示遵守が重要なケースでは価値があるが、コスト重視なら影響大