概要
- Tesla のバグバウンティ参加のため、 Model 3の車載コンピュータ をデスク上で起動する試み
- 必要なパーツを eBayで調達、特にMCUとスクリーンの接続ケーブルに苦戦
- 配線図・パーツ番号 の調査と、代替ケーブルでの失敗
- PCB修理 やダッシュボードワイヤーハーネス購入による解決
- システム起動後、 ネットワーク・UI・ファームウェア 解析への展望
Tesla Model 3車載コンピュータのデスク起動までの道のり
- Teslaのバグバウンティプログラム 参加条件として、実機ハードウェアの準備が必要
- eBayで“Tesla Model 3 MCU” を検索し、200~300 USD程度で多数出品を確認
- 出品者の多くは 事故車解体業者 で、部品ごとに写真付きで販売
- 必要部品:
- MCU(Media Control Unit)
- Autopilot Computer(AP)
- 12V対応DC電源 (10Aモデルを選択、最大8A消費を確認)
- Model 3用タッチスクリーン (175 USDで購入)
- MCUとスクリーンを繋ぐケーブル
- Tesla公式サービスサイト で配線図やコネクタ情報を調査
- スクリーン接続には Rosenberger 99K10D-1D5A5-Dコネクタ の6ピンケーブルが必要
- 入手困難なRosenbergerケーブル の代替として、BMW用LVDSケーブルを試すもサイズ不一致で失敗
- オリジナルの切断ケーブルを手作業で接続 するも、配線のショートで電源ICを焼損
- MAX16932CATIS/V+T ステップダウンコントローラの特定と交換修理を実施
ケーブル問題の解決とシステム起動
- Rosenbergerケーブル単体は市販されていない ため、ダッシュボードワイヤーハーネス(1067960-XX-E)をeBayで80 USDで購入
- ハーネスは車両内の複数ケーブルを束ねたもので、必要なコネクタも含有
- ハーネス接続でシステムが正常起動
- タッチスクリーンも動作し、 車載OSがデスク上で稼働
起動後のネットワーク・サービス調査
- MCUのネットワーク端子 にEthernetを接続し、IPアドレス(192.168.90.X/24)を手動設定
- /etc/hosts情報 やReddit投稿から、各種デバイスのIPと役割を特定
- MCU上のSSH(22番)とWebサーバ(8080番) のサービスを確認
- SSHはTesla発行の署名付き鍵が必要
- Teslaのバグバウンティで「Root access program」を提供、root権限取得者は自車のSSH証明書を取得可能
- 8080番は「ODIN」(On-Board Diagnostic Interface Network)という診断用APIを提供
- 金属シールドを外し、基板構造も観察
- MCUとAPの2枚構成
まとめ・今後の展望
- 必要部品調達と修理、配線の工夫 でデスク上にTeslaの車載コンピュータ環境を構築
- UI操作、ネットワークインターフェース調査、CANバス探索、ファームウェア抽出 など、今後の研究可能性
- バグバウンティ参加や車載システムセキュリティ解析 への足掛かり