マシンペイメントプロトコル (MPP)
47日前原文(stripe.com)
概要
- AIは従来のQ&A型チャットボットから自律的なエージェントへ進化中
- エージェントがビジネス間で取引できる決済手段の必要性
- 現行の金融システムは人間向けでエージェントには不向き
- StripeとTempoが共同開発したMachine Payments Protocol(MPP)の登場
- Stripeを通じたMPP実装例と今後の展望
AIエージェントの進化と決済課題
- AIエージェントは、単なる質問応答チャットボットから、計画立案・実行・評価まで可能な自律型エージェントへ進化
- インターネット経済の中核として、エージェント同士やビジネスとの取引能力が不可欠
- 従来の金融システムは人間主体に設計されており、エージェントには複雑で非効率
- アカウント作成、価格ページの確認、サブスクリプション選択、支払い情報入力、請求設定などの人間的操作が必要
Machine Payments Protocol(MPP)の概要
- Machine Payments Protocol(MPP)は、TempoとStripeが共同開発したオープンスタンダード
- エージェントがプログラム的に支払いを実行できるインターネットネイティブな決済手段を提供
- マイクロトランザクション、定期支払いなど多様な決済形態に対応
- Stripeユーザーは、PaymentIntents APIを数行のコードでMPP決済に対応可能
- **Shared Payment Tokens(SPTs)**を利用し、ステーブルコイン・法定通貨・カード・後払い決済にも対応
MPPの活用事例
- Browserbase:エージェントがヘッドレスブラウザを起動し、セッション単位で支払い
- PostalForm:エージェントが物理郵便の印刷・発送費用を自動支払い
- Prospect Butcher Co.:エージェントがサンドイッチを注文し、NYC全域で受取・配達
- Stripe Climate:エージェントが寄付を自動実行
- Parallel Web Systems:エージェントがAPIコールごとに自律的に決済し、グローバルなデベロッパー対応を実現
MPPの仕組み
- エージェントがサービス・API・Model Context Protocol(MCP)・HTTPエンドポイントにリソースリクエスト
- サービス側が支払いリクエストを返却
- エージェントが支払いを承認し、リソースを受領
- Stripeビジネスの場合、通常のトランザクションと同様にAPI・ダッシュボードで管理
- 既存の通貨・スケジュールで入金
- 税計算・不正防止・会計連携・返金などStripeのインフラをそのまま利用可能
エージェント経済圏への取り組み
- エージェントは新たなユーザーカテゴリであり、今後の重要な顧客層
- Stripeは、Agentic Commerce SuiteやAgentic Commerce Protocol(ACP)、MCP連携、MPP・x402対応など、エージェント向け金融インフラを拡充
- MPPをStripeで利用するには、公式ドキュメント参照・早期アクセス申込が必要