あなたのフラストレーションが製品です
概要
- 現代ウェブサイトの肥大化と読者体験の悪化についての批判
- 広告・ダークパターンがユーザー体験を著しく損なう現状
- 紙媒体とウェブ版の扱いの違いの指摘
- 読者へのリスペクト不足が根本的な問題
- ウェブの未来への懸念と警鐘
「49MBウェブページ」と現代ウェブの問題点
- The New York Timesのトップページを開くだけで422件のネットワークリクエストと49MBのデータ通信が発生
- ページが安定するまで2分間待たされる現状
- ほぼすべての大手出版社で同様の過剰なデータ通信とリクエストが常態化
- 広告ブロッカーが必須となる理由
- 読者体験より広告収益最優先の設計思想
広告とダークパターンがもたらすUXの悪化
- The Guardianなどでも広告やモーダルウィンドウが多発
- モバイル端末では記事本文が画面の11%しか表示されない場合も
- ViewabilityやTime-on-page(ページ滞在時間)を重視するあまり、読者の操作回数や待ち時間が増加
- 敵対的デザイン(adversarial design)によるユーザーへのストレス増大
- オークション型広告による出版社のインセンティブ歪曲
紙媒体との比較とウェブ独特の問題
- The New York TimesやThe Guardianなど紙媒体では絶対にしないことをウェブで実施
- プリント版は読者の注意力と文章の価値を最大限尊重
- ウェブ版では自動再生動画や無関係な記事リンクが頻繁に挿入される
- 同一広告の繰り返し表示も多発
- Apple Newsなどでも同じ広告が6回以上登場することも
読者離れと出版社の悪循環
- ウェブ体験の悪化により、ネット利用時間が減少傾向
- それにもかかわらずさらに読者を遠ざける施策を加速
- The Guardianの事例では画面の11%のみが記事本文という極端な広告偏重
- テレビで例えるなら1時間中7分だけが本編で残り53分がCMのようなもの
ウェブ運営者と意思決定層の問題
- 多くの大手ウェブサイトが自社アプリのインストールを強要
- ウェブを理解せず、楽しんでいない人々が意思決定を担う現実
- 本来のメディア価値を自ら損なう運営方針
- 氷山に突っ込もうとする船長のような経営判断
まとめ
- 現代ウェブの読者体験は危機的状況
- 広告収益最優先が読者軽視の根本原因
- 紙媒体の尊重すべき姿勢をウェブにも適用すべきという提言
- ウェブの未来を守るために、読者ファーストの設計思想の再構築が不可欠