FFmpeg 8.1
45日前原文(ffmpeg.org)
概要
- FFmpegはクロスプラットフォーム対応の音声・映像の記録・変換・配信ソリューション
- 最新バージョンではVulkanベースのコーデックやハードウェア支援機能を強化
- 多様なデコーダ・エンコーダ、新フォーマット、新フィルタの追加
- 内部構造の近代化とバグ修正、OSSとしての品質向上
- ユーザー・ディストリビューター・システム統合者にアップグレード推奨
FFmpegの概要と基本機能
- 音声・映像の記録、変換、ストリーミングをワンストップで実現するオープンソースソフトウェア
- クロスプラットフォーム対応、コマンドライン操作による高い柔軟性
- 例:
ffmpeg -i input.mp4 output.aviで動画変換が可能 - 多数の入力・出力フォーマット、コーデックをサポート
- 変換・編集・配信ワークフローの自動化・統合が容易
FFmpeg 8.1 "Hoare"(2026年3月)
- xHE-AAC、**Mps212(実験的)**など新デコーダ追加
- MPEG-Hデコーディング(libmpeghdec経由)、EXIFメタデータ解析対応
- LCEVCメタデータ処理、Vulkanベースコーデック強化(ProResエンコード/デコード、DPXデコード)
- D3D12によるH.264/AV1エンコード、関連フィルタ追加
- IAMFのProjection mode、Ambisonic Audio Elementsのmux/demux対応
- 新フォーマット・新フィルタ追加(例:drawvg, vpp_amf)
- 内部処理の大幅な改善とバグ修正、swscale再設計の基盤整備
- Vulkanコーデックの初期化高速化(GLSLランタイムコンパイル不要化)
FFmpeg 8.0 "Huffman"(2025年8月)
- APV, ProRes RAW, RealVideo 6.0, Sanyo LD-ADPCM, G.728など新デコーダ追加
- VVCデコーダの機能強化(IBC, ACT, Palette Mode対応)
- Vulkanベースコーデック追加(FFv1、ProRes RAW)
- ハードウェアデコード:Vulkan VP9, VAAPI VVC, OpenHarmony H264/5
- ハードウェアエンコード:Vulkan AV1, OpenHarmony H264/5
- 新フォーマット・フィルタ追加(MCC, G.728, Whisper, colordetect等)
- Vulkan 1.3対応GPUで動作、並列デコード可能なコーデックのみ対応
- インフラ刷新(Forgejo導入、メーリングリストサーバー更新)
FFmpeg 7.1 "Péter"(2024年9月)
- VVCデコーダが実験的段階から安定版に昇格
- AAC USAC(xHE-AACの一部)のネイティブデコーダ追加
- MV-HEVC(ステレオスコピック符号化)デコード対応
- LC-EVCデコード(外部ライブラリ利用)
- Vulkanエンコード(H264, HEVC)対応、完全なVulkanパイプライン実現
- フルレンジ画像の色範囲伝達の信頼性向上
- Matroska・MP4でのクロッピングメタデータ対応
- AV1エンコーダのVulkan対応を目指す
品質管理・OSSとしての進展
- Coverityによる静的解析での欠陥密度が過去最低水準
- Sovereign Tech Fundからの資金提供による持続的開発体制
FFmpeg 7.0 "Dijkstra"(2024年4月)
- VVCデコーダ(実験的)、IAMFサポート、マルチスレッドCLI
- 後方互換性なし(6.0以前の非推奨API削除、C11対応必須)
- AVChannelLayout API導入(柔軟なチャンネルレイアウト対応)
- 多数の新フォーマット・コーデック・フィルタ追加
- 約2000コミット、100人以上の貢献者による大規模アップデート
主要な技術トピック
- Vulkan:オープン標準API、GPUの計算能力を活用した高速化
- ハードウェア支援:各種GPU/プラットフォームでのデコード・エンコード最適化
- マルチスレッド化:CLIツールの並列処理によるスループット向上
- 新API/メタデータ:色範囲、クロッピング、音声空間化などのメタデータ管理強化
- OSS品質管理:静的解析・インフラ刷新・資金調達による持続的成長体制
アップグレード推奨
- 最新安定版へのアップグレードを推奨(git master利用者を除く)
- 新機能・セキュリティ・互換性のため、定期的な更新が重要