Mouser: Logi-Plusマウスソフトウェアのオープンソース代替品
47日前原文(github.com)
概要
- MouserはLogitech MX Master 3S用のボタンリマッパー。
- 完全ローカル動作・オープンソース・テレメトリやアカウント不要。
- macOS/Windows両対応、アプリごとのプロファイル切り替え可能。
- DPIやスクロール方向、ジェスチャーボタンも柔軟に設定可能。
- Logitech Options+の代替として、軽量・高速な操作感を実現。
Mouser — MX Master 3S用ボタンリマッパーの概要
- MouserはLogitech Options+の代替となる、軽量でオープンソースなボタンリマッパーツール。
- 全ての処理がローカルで完結し、クラウドやアカウント登録、テレメトリ送信なし。
- Windows 10/11および**macOS 12+ (Monterey)**に対応。
- MX Master 3Sマウスの6つのプログラム可能ボタン(ミドルクリック、ジェスチャー、戻る、進む、水平スクロール左右)を自由に割り当て可能。
- アプリごとのプロファイル機能により、アクティブなアプリに応じて自動でボタン割り当てを切り替え。
- 例:ChromeとVS Codeで異なるボタン設定。
- 22種類のアクション(ナビゲーション、ブラウザ、編集、メディア操作など)を内蔵。
- DPI(ポインタ速度)調整やスクロール方向反転などもサポート。
- Bluetooth接続時はHID++ 2.0によるジェスチャーボタン完全サポート。
主な特徴
- 自動再接続機能により、マウスの電源オン/オフや再接続時にも即座に復帰。
- リアルタイム接続状態表示(UI上で「Connected」/「Not Connected」バッジ表示)。
- モダンなQt Quick UI(ダークマテリアルテーマ、インタラクティブなマウス図)。
- システムトレイ常駐で、バックグラウンド動作やリマッピングのON/OFF切り替えが可能。
- 完全ローカル保存(設定はJSONファイルとして保存、外部サービス不要)。
対応デバイス・動作環境
- デバイス:Logitech MX Master 3S(PID 0xB034、HID++ 4.5)
- Bluetooth推奨(USBレシーバーでも基本ボタンは利用可)
- 他のLogitech HID++マウスへの拡張も設計上可能(現状は3Sのみ動作確認済)
デフォルトボタン割り当て
- 戻る・進むボタン:Alt+Tab(ウィンドウ切替)
- ミドルクリック・ジェスチャーボタン:パススルー
- 水平スクロール左:ブラウザ戻る
- 水平スクロール右:ブラウザ進む
内蔵アクション一覧
- ナビゲーション:Alt+Tab、Alt+Shift+Tab、デスクトップ表示、タスクビュー
- ブラウザ:戻る、進む、タブを閉じる、新規タブ
- 編集:コピー、ペースト、カット、アンドゥ、全選択、保存、検索
- メディア:音量調整、ミュート、再生/一時停止、次/前トラック
- その他:何もしない(パススルー)
導入・実行方法
- インストール不要、ダウンロード&解凍&実行のみ
- Mouser.zip(44MB)をダウンロード・解凍
- Mouser.exeをダブルクリックで即起動
- 初回起動時の注意
- Windows SmartScreen警告→「詳細情報」→「実行」
- Logitech Options+は同時起動不可(HID++競合)
- 設定は%APPDATA%\Mouserに自動保存
ソースからのインストール・ビルド
- 前提条件
- Windows 10/11またはmacOS 12+、Python 3.10以上
- MX Master 3SをBluetoothまたはUSBレシーバーで接続
- macOSはアクセシビリティ許可が必要
- 手順
- リポジトリをクローン
- 仮想環境作成&アクティベート
- 依存パッケージインストール
- python main_qml.pyで起動
アーキテクチャ・仕組み
- 低レベルマウスフック(Windows: SetWindowsHookExW、macOS: CGEventTap)でボタンイベントを捕捉
- ジェスチャーボタンはHID++ 2.0(Bluetooth時)・Raw Input・ミドルクリック経由で多重検知
- アプリ検出はアクティブウィンドウを300msごとにポーリングし、プロファイル切替
- 設定・プロファイルはローカルJSON管理、バージョン自動移行対応
UI構成
- サイドバーで2ページ切替
- Mouse & Profiles:プロファイル一覧とマウス図、ボタンごとのアクション選択
- Point & Scroll:DPIスライダー、スクロール反転トグル
- プロファイル追加:既知アプリ(Chrome, VS Code, VLC等)から選択して追加可能
既知の制限事項
- Windows・macOSのみ対応(Linux未サポート)
- MX Master 3S専用(他機種は現状非対応)
- Bluetooth推奨(USBレシーバーはジェスチャーボタンに一部制限)
- Logitech Options+との同時利用不可
- スクロール反転は実験的(全アプリで完璧に動作しない場合あり)
- 管理者権限不要だが、ゲーム等一部アプリで動作制限の可能性
今後の開発予定
- 他のLogitech HID++マウス対応
- カスタムキーコンボ対応
- Windows自動起動(レジストリ/タスクスケジューラ対応)
- スクロール反転の改良(ドライバレベル対応検討)
- ジェスチャーボタンのスワイプアクション
- プロファイル自動生成、設定のエクスポート/インポート
- トレイアイコンにプロファイル名表示
- macOS/Linuxサポート拡張
- プラグインシステム導入
コントリビューション・開発参加
- GitHubリポジトリ(https://github.com/TomBadash/MouseControl)にて貢献者募集中
- テレメトリ排除・オープンな開発を重視
- Logitech純正ソフトウェアによる高負荷・プライバシー問題からの解放を目指す
- 詳細な動機・開発経緯はGitHubページ参照
補足
Logitech Options+のアップデートプロセスが高負荷(CPU 40-60%)を占有する問題からこのプロジェクトを発見。純正ソフトの代替を求めるユーザーや、プライバシー・軽快な操作性を重視する方に最適。興味のある方はぜひGitHubをチェックし、開発・改善にご協力ください。