最安のMacBookに関するビッグデータ
48日前原文(duckdb.org)
概要
- MacBook Neoのデータベースワークロード性能をClickBenchとTPC-DS SF300で検証
- エントリーモデルながら全ベンチマークを完走し、意外な好成績も確認
- ローカルSSDの恩恵でクラウドインスタンスより有利な場面も
- 8GBメモリとディスクI/Oが長期的には制約要因
- クラウド利用や軽いローカル処理なら十分な選択肢
MacBook Neoでのデータベースベンチマーク検証
- Appleから新発売のMacBook Neoの実力検証
- Big Data on Your Laptopの観点での適合性評価
- 店頭で購入し、ClickBenchやTPC-DSで実際にベンチマークを実施
ハードウェア仕様
- EU版は充電器なし、本体とUSB-Cケーブルのみ付属
- SSD容量(256GBまたは512GB)のみ選択可能、8GBメモリ固定
- Apple A18 Pro(6コア、iPhone 16 Proと同じSoC)搭載
- 価格はUS$700/€800(512GBモデル)
ClickBenchベンチマーク
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ClickBench:43クエリ、集計・フィルタ主体、100M行のワイドテーブル
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データ容量:Parquet形式14GB、CSV形式75GB
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DuckDB v1.5.0をmacOS向けに移植し、メモリ制限5GBで実行
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比較対象:c6a.4xlarge(16vCPU/32GB)、c8g.metal-48xl(192vCPU/384GB)
- ローカルSSD利用でMacBook Neoがコールドラン最速(全クエリ1分未満で完了)
- クラウドインスタンスはネットワークストレージがボトルネック
- ホットランでは大規模クラウドが圧倒的だが、MacBook Neoも中規模クラウドに匹敵
- CPUスレッド数/メモリ量が大きく劣る中で健闘
TPC-DSベンチマーク
- TPC-DS:24テーブル、99クエリ、ウィンドウ関数等を含む複雑な構成
- DuckDB v1.4.4、メモリ制限6GBで実行
- SF100では中央値1.63秒/クエリ、総計15.5分で完走
- SF300ではディスクスワップ多発、一部クエリは極端に時間がかかる(例:クエリ67が51分)
- それでも**全クエリ完走(79分)**を達成
MacBook Neoは「買い」か?
- 毎日Big Dataワークロードをローカルで実行する用途には非推奨
- ディスクI/O性能(1.5GB/s程度)がAir/Proより劣る
- 8GBメモリも長期的には制約
- モバイル用途やクラウドDBのクライアント端末としては十分
- DuckDB等の軽量ローカル処理も問題なく対応可能
- コスト重視で時折ローカルでデータ処理したい場合には良い選択肢