私のホームラボのセットアップ
概要
- Fujifilm RAWファイルのバックアップとストレージ問題の解決策を模索
- TrueNASを中心とした自宅サーバー(homelab)環境の構築
- 主要な自宅ホスティングアプリの紹介と活用法
- Tailscaleによる安全なリモートアクセスの実現
- 今後の課題としてカスタムドメインの導入を検討
Fujifilm RAWファイルのバックアップとストレージ戦略
- 長年、Fujifilm RAWファイルのバックアップ方法に悩み続けた経験
- 以前は2台の外付けSSDに手動で写真をコピーしていた手間
- オフサイトバックアップの不在によるリスク
- AIデータセンター需要によるHDD価格高騰のニュースを受け、早急な対策を決断
- 新たにWestern Digital 8TB HDDを購入し、既存のゲーミングPCを活用したhomelab環境を構築
ハードウェア構成
- 2018年に自作したゲーミングPCを再利用
- CPU: AMD Ryzen 5 2600X 3.6GHz 6コア
- マザーボード: ASRock B450 Pro4 ATX AM4
- RAM: G.Skill Flare X 16GB (8GB×2) DDR4-3200
- GPU: EVGA FTW2 GAMING iCX GeForce GTX 1070 Ti 8GB
- ケース: Fractal Design Meshify C ATX
- 電源: SeaSonic PRIME Gold 650W 80+ Gold
- HDD: Western Digital Red Plus 8TB×2台(RAID 1構成)
- SSD: Samsung 850 Evo 500GB
- NVMe: Western Digital Blue SN550 500GB
TrueNASの導入と運用
- TrueNAS Community EditionをNVMeドライブにインストール
- LinuxベースOSでネットワーク経由のファイル共有(NAS)に最適化
- スナップショット機能によるデータ損失防止
- 毎時・毎日・毎週のスナップショット自動取得
- 一定期間経過後の古いスナップショット自動削除による容量管理
- RAID 1による冗長化でHDD1台故障時もデータ保全
- SSDは高速な読み書きが必要な自宅ホストサービス用に活用
自宅ホスティング中のアプリ
-
TrueNASはファイルストレージだけでなく、アプリの自宅ホスティングも可能
-
コミュニティ提供のアプリカタログからインストール
-
Scrutiny
- ストレージドライブの健康状態を監視するWebダッシュボード
- S.M.A.R.T.情報(温度・稼働時間・エラー数など)を可視化し、故障予兆を把握
-
Backrest
- コマンドラインバックアップツールresticのWebフロントエンド
- Backblaze B2のオブジェクトストレージに毎日自動バックアップ
-
Immich
- オープンソースの写真・動画管理アプリ
- iOS/Androidアプリも提供、スマホ写真の自動バックアップを実現
- Google PhotosやiCloudからの脱却を目指すユーザーに最適
-
Mealie
- レシピ管理ツール、Webサイトからのレシピ自動取得・保存機能
- NYT CookingなどからURL入力で材料・手順を自動取得し、レシピライブラリ化
-
Ollama
- 各種AIモデルをローカルで実行できるバックエンド
- qwen3.5:4b、gemma3:4bなど8GB VRAMで動作可能なモデルを検証
- ベクトル埋め込み(qwen3-embedding:4b等)も試用
- ノートPCでなくhomelabでAIモデルを動かすメリットを実感
-
リモートアクセスの仕組み
- Tailscaleによる簡単・安全なVPN接続
- WireGuardベースの安全なトンネルで、宅内ネットワークへのリモートアクセスを実現
- ホストPCをインターネットに直接公開する必要がないセキュリティメリット
- 利用端末ごとにTailscaleアプリをインストールし、認証済みデバイスのみがアクセス可能
今後の課題と展望
- 現状、各アプリへのアクセスにはIPアドレス+ポート番号の入力が必要
- すべてのサービスが同一IPを共有するため、パスワード管理ツールでのログイン識別が困難
- 今後はカスタムドメイン名の割り当てを検討し、利便性向上を目指す方針