概要
- Las VegasのSphereは、外観の映像で有名だが、実は伝統的なドームシアターの延長線上の施設
- ドームシアターの歴史は1923年のZeissプラネタリウムプロジェクターから始まり、教育用途で発展
- 1970年代には傾斜型ドームやIMAX技術の導入で体験性が進化
- Omnimaxなど大型フィルムフォーマットの開発と運用の困難さ
- プラネタリウムやドームシアターの商業的課題と、エンタメ用途の限界
ラスベガスSphereとドームシアターの伝統
- Sphere はラスベガスにあるデジタルドームシアター施設
- 外観の巨大映像ディスプレイが話題だが、内部は約45度のスタジアム型座席と半球状スクリーン
- 下部が平坦な構造は、実用性と観客体験を両立するための設計
- 近年のデジタル技術は派手だが、基本的には伝統的なドームシアターの発展形
- 巨額の投資と商業的困難に直面し、過去のドームシアターと同様の課題を抱える現状
ドームシアターとプラネタリウムの起源
- 1923年、 Zeiss 社が光学式プラネタリウムプロジェクターを開発
- 精密な光学機構により、星空や惑星をリアルに再現
- 世界中の科学館で設置され、教育用途で高い評価
- デジタルプロジェクションの普及により、2000年代に多くが引退
- プラネタリウムは基本的に球状スクリーンとリクライニング座席の組み合わせ
プラネタリウムの進化とエンターテインメント
- 従来のプラネタリウムは夜空観察が主目的で、エンタメ用途の拡張が難しい
- レーザーショーや音楽イベントなどの試みも限定的な成功
- 映像投影の柔軟性を求め、座席やドームの傾斜化が進む
- 傾斜型ドームは「宇宙に浮かぶ」ような新体験を提供
- 1973年、Fleet Science Center(サンディエゴ)で初の傾斜型プラネタリウムが登場
IMAXとOmnimaxの登場
- Fleet Science Centerでは、 IMAX 技術を応用した大型フィルムプロジェクターを導入
- 70mmフィルムを横送りする「15-perf」方式で高解像度を実現
- プロジェクターは座席下の機械室から昇降する独自機構
- この新システムを「Omnimax」と命名し、ドーム全体に鮮明な映像投影を実現
- Omnimax撮影には大型カメラと短時間撮影の制約があり、初期作品は既存映像の流用も多かった
Omnimaxの初期作品とプロデューサー
- 初期Omnimax作品「Voyage to the Outer Planets」「Garden Isle」など
- Preston Fleetのリーダーシップとショーマンシップが開発を牽引
- Fleetは写真業界や航空、シアターオルガン愛好家としても著名
- 「Voyage」は複数プロジェクターによるマルチメディア体験を提供
- 制作はGraphic Films Corporation(Lester Novros設立)、航空宇宙系映像や特殊フォーマットに強み
ドームシアターの現在と課題
- ドームシアターは教育・科学分野で独自の価値を持つ一方、商業エンタメとしては苦戦
- 新技術や大型資本の導入でも、根本的な体験の限界は変わらず
- Sphereのような最新施設も、長期的な商業成功は不透明
- ドーム体験の進化と限界、今後の展開への注目
サンディエゴで育った頃、子供の頃にルーベン・H・フリートでたくさんの時間を過ごしたよ。科学博物館で遊んだり、オムニマックスの映画を見たりしてた。何がやってても関係なかったけど、ほとんどいつも目を楽しませてくれる作品だった。後でピンク・フロイドのテーマのレーザーライトショーがドームに投影されてるのも見たけど、いつも感動させられたね。