2025年にポルシェはヨーロッパで電動車の販売台数がガソリン車を上回った
概要
- Porsche AGの2025年世界販売台数は279,449台、前年比10%減。
- Macanが最も売れたモデル、電動化比率も大幅増加。
- 北米が最大市場、中国は大幅減少。
- 電動化戦略推進、欧州で電動車が過半数。
- 2026年は価値重視の販売戦略と個別化サービス拡充を計画。
2025年Porscheグローバル販売実績
- 2025年の世界販売台数は279,449台、前年(310,718台)比で10%減少。
- バリュー重視の派生モデル構成を最優先とする戦略。
- 911は新たな納車記録を樹立、Macanが最量販モデル(84,328台)。
- 経済・地政学的課題にもかかわらずバランスの取れた販売構成を維持。
- 供給不足(718・Macanガソリン車)、中国での高級車需要減少、価値重視の供給管理が減少要因。
- Cayenne Electricの投入も好評。
ドライブトレインと電動化の進展
- 2025年はドライブトレイン戦略を拡大し、ガソリン・PHEV・BEVをラインナップ。
- 世界納車台数の34.4%が電動化車両(前年比+7.4ポイント)。
- BEV(完全電動):22.2%
- PHEV(プラグインハイブリッド):12.1%
- 欧州では電動化車両が57.9%、BEVが3分の1を占める。
- Panamera・Cayenneは欧州でPHEVが主流。
- **911(ガソリン・T-Hybrid)**は世界で51,583台納車、過去最高。
地域別販売動向
- 北米:86,229台で最大市場、前年と同水準。
- 海外・新興市場:54,974台(-1%)、前年並み。
- 欧州(ドイツ除く):66,340台(-13%)、ドイツ:29,968台(-16%)。
- EUサイバーセキュリティ規制による供給不足が主因。
- 中国:41,938台(-26%)、高級・電動車市場での競争激化と需要減。
モデル別販売実績
- Macan:84,328台(+2%)、うちBEVが過半数(45,367台)。
- EU外ではガソリン車も継続販売(38,961台)。
- Panamera:27,701台(-6%)。
- 911:51,583台(+1%)、納車記録更新。
- 718 Boxster/Cayman:18,612台(-21%)、2025年10月で生産終了。
- Taycan:16,339台(-22%)、電動化需要鈍化が影響。
- Cayenne:80,886台(-21%)、前年の反動も一因。
- 2025年11月に新型Cayenne Electric発表、2026年春より納車開始予定。
- ガソリン・PHEVと併売。
2026年の展望と戦略
- 価値重視(Value over Volume)戦略の徹底。
- 718・Macanガソリン車の生産終了を考慮した現実的な生産計画。
- 三本柱パワートレイン戦略への継続投資。
- Exclusive ManufakturやSonderwunschプログラムによる個別化サービス拡充。
- 顧客の個性化ニーズへの対応強化。
地域別納車台数(2024年→2025年、増減率)
- 全世界:310,718 → 279,449(-10%)
- ドイツ:35,858 → 29,968(-16%)
- 北米:86,541 → 86,229(0%)
- 中国:56,887 → 41,938(-26%)
- 欧州(ドイツ除く):75,899 → 66,340(-13%)
- 海外・新興市場:55,533 → 54,974(-1%)
免責事項
- 本資料は将来予想に基づく記述を含む。
- 経済・政治・法的状況の変化により、実際の結果が異なる可能性。
- 将来予想記述の更新義務は負わないことを明記。
- 証券の売買勧誘を目的とするものではない。
【参考】
Porsche AG公式プレスリリース要約。