未加工の写真の見た目
109日前原文(maurycyz.com)
概要
- カメラセンサーの生データは人間の目で見える写真と大きく異なる
- ダイナミックレンジや色再現の課題により、適切な画像処理が必要
- 非線形カーブやホワイトバランス補正が重要な役割
- カメラ内JPEGも多くの自動補正が行われている
- 人間の視覚を再現するには追加の編集も有効
カメラセンサー画像処理の流れ
-
カメラのセンサーは光の強さのみを測定
-
出力される生データは14bit ADC値を0-255のRGBにマッピングしたもの
-
実際のADC値の範囲は2110〜136000程度に限定
-
黒と白の基準値を設定し、コントラスト調整
-
センサー自体は色を認識できないため、カラーフィルター(Bayer配列)を利用
- 各ピクセルはRGBのうち1色のみ取得
- ピクセルごとにフィルター色を割り当てて仮色付け
- 近隣ピクセルの値を平均化するデモザイキングで色再現
-
デモザイキング後も画像が暗い理由
- 人間の目やセンサーのダイナミックレンジとディスプレイの違い
- 線形データをそのまま表示すると暗く見える
- 人間の明るさ知覚は非線形なため、sRGBなどの非線形カーブが必要
色再現とホワイトバランス
- 線形データに非線形カーブを適用すると色被りが目立つ場合あり
- 緑チャンネルの感度が高く、またピクセル数も多いため緑が強調される傾向
- ホワイトバランス補正で各チャンネルを一定比率で調整
- 非線形カーブ適用前にホワイトバランスを行う必要性
- ハイライトの彩度低下(デサチュレーション)はフィルム風の効果も与える
編集とカメラ内JPEGの違い
- カメラ内JPEGも様々な自動補正(コントラスト、ホワイトバランス、ノイズ除去など)を実施
- 編集ソフトでの調整も、カメラ内部処理と本質的に同じデータの別表現
- 人間の視覚再現は難しく、ディスプレイやプリントの制約も影響
- 自動処理がうまくいかない場合は手動編集も正当な手段
まとめ
- 写真編集は「偽物」ではなく、データの解釈のひとつ
- カメラセンサーから最終画像までには多くの数学的処理
- 人間の視覚とディスプレイのギャップを埋める工夫の重要性