概要
- Ruby gemsのソースコードをアーカイブ し、今後開発しない理由を説明
- Rubyは元々「人間のため」の言語 として設計された歴史
- 近年はAIやLLMエージェント による開発が主流になりつつある現状
- Railsの現状や運営者への失望、コミュニティの変化
- 自身の創作意欲の喪失と今後の方針 についての表明
Ruby gemsのアーカイブとその理由
- 自作Ruby gemsのソースコードをアーカイブ し、今後は保守・開発を行わない旨の決定
- 各gemのリポジトリから本記事へリンクし、 開発停止の理由を明示
- Yukihiro Matsumoto(Matz) による「Rubyはプログラマーの喜びのための言語」という思想への共感
- 2000年のMatzの論文 や 2019年のインタビュー で語られた「人間のためのRuby」という理念
- 人間のため、創造性や喜びのため にコードを書いていた時代へのノスタルジー
Ruby・Railsコミュニティの変化と失望
- Rubyの代表的用途はRailsによるWebアプリ開発
- Railsはオープンソースだが、実質的なコントロールは特定人物 に集中
- その人物の思想や言動に強い嫌悪感
- Rails Worldの基調講演では、 RubyやRails、プログラミング自体への関心の低下 が見受けられる
- LLMエージェントでRustアプリを自動生成 する動き
- Rails以外でも、Ruby自体の開発がLLMエージェント主導 になりつつある現状
- Matz自身も「AI時代のプログラミング言語」としてRubyを再定義
- LLMがより良いRubyコードを学習するために 人間が書いたコードの提供を推奨
コモンズの喪失と創作意欲の消失
- 人間のためのコモンズ(共有財産)が、巨大企業によってAI学習用に収奪されている現状
- 無思考な機械の出力によるコードの氾濫 と、それに対する強い危機感
- 「手書きでコードを書くのは持続不可能」と言われる現状 への皮肉
- 「誰かがベッドに糞をした後で寝るのが持続不可能なのと同じ」と例える
- 今後は「エージェントに頼め」と皮肉を込めて提案
- 自身はこの流れから降りる決意
いいフレーズだね! >「人々が手でコードを書くのはもはや持続可能ではないと言うとき、彼らは完全に間違っているわけではない。ただ、誰かがベッドの中でうんこをした後に寝るのが持続可能でないのと同じように。」