概要
イスラエルの広告テック企業Discover-Techが、スパイウェア企業と連携しオンライン広告を利用したゼロクリック攻撃を実施。 Citizen LabとConfiantによる調査で、広告経由のゼロクリック攻撃の技術的証拠が初めて確認された。 Al Jazeeraを含む複数デバイスが2024年と2025年に標的となった。 GoogleやBeeswaxがDiscover-Techの排除を実施、IAB Europeも承認リストから除外。 専門家は、ハイリスクユーザーに広告ブロッカーやトラッキング無効化を推奨。
イスラエル広告テック企業によるゼロクリック攻撃の実態
- Discover-Tech はオンライン広告代理店を装い、実際にはスパイウェア企業と連携する広告配信プラットフォーム運営
- 同社のプラットフォーム「 Controlium」を通じ、個人のプロファイリングやデバイスの特定、ゼロクリック攻撃の実行が可能
- ユーザーの IPアドレス、モバイル広告ID、ブラウザ識別子を利用し、感染や追跡対象の選定が行われる仕組み
- Candiru (米国政府によるブラックリスト企業)とも提携し、Al Jazeeraの少なくとも45台のデバイスが2024年・2025年に標的
- Citizen LabとConfiantによると、オンライン広告経由でのゼロクリック攻撃の技術的証拠が確認されたのは初
広告業界とプラットフォームの対応
- Citizen LabとConfiantは、広告業界全体に セキュリティ強化 を呼びかけ
- Google や Beeswax (Comcast傘下)はDiscover-Techを自社プラットフォームから排除
- IAB Europe はDiscover-Techを承認ベンダーリストから一時停止
- Reuters によると、これらの措置は調査結果を受けて実施
ハイリスクユーザーへの推奨対策
- ターゲットにされやすいユーザーは、 広告ブロッカー の利用を推奨
- 広告トラッキングの無効化 や、モバイル広告IDの定期的なリセットも有効
- セキュリティ研究者は、オンライン広告経由の攻撃リスクへの警戒を呼びかけ
Emma Rothについて
- Emma Roth は、ストリーミング戦争やコンシューマーテック、暗号資産、ソーシャルメディアなどを担当するニュースライター
- 過去には MUO でライター兼編集者として活動
- 最新のセキュリティ事件やテック業界動向を幅広くカバー