概要
開発者のドキュメント作成の苦手さ とその課題を指摘。 READMEの実際のユーザーテスト の重要性を強調。 バイアス排除のための有償テスト の実施例を紹介。 ユーザーの生の声による改善点 の発見。 AIではなく実際の人間との対話 の価値を強調。
開発者とドキュメント作成の現状
- 開発者はドキュメント作成が苦手 という現実
- RTFM(マニュアルを読め)と言いがち だが、そもそもマニュアルがない場合が多い
- 断片的なメモや古い情報、孤立したフォーラム が頼り
- ユーザーへの配慮不足 が現状
- より良い方法がある という信念
READMEの実際のテストのすすめ
- READMEを自分でテストする重要性
- 新しい仮想マシンを使って手順を検証 する方法
- 書き手自身のバイアス (sudoの必要性やコマンドの書き間違い、再起動の必要性など)に気付きにくい問題
バイアス排除のための有償ユーザーテスト
- ActivityBotのインストール体験を実ユーザーでテスト
- NLnetの助成金申請の一環 として実施
- 1時間25ユーロで参加者を募集
- Mastodonで呼びかけ、ビデオ通話形式で実施
- 初回体験のフィードバックを重視
- 画面共有と声に出しての実況 を依頼
- 理解できない点や混乱点、嬉しかった点、苛立ちなどをリアルタイムで収集
- 手書きでメモを取り、機械には頼らない姿勢
テストで得られた主な気づき
- デモツールのリンクの間違い
- READMEをターミナルで読む人がいる事実
- ファイル名変更の説明不足や隠しファイルの扱い
- デモツールのWeb提供かローカル提供かの疑問
- 引用符の要否が不明瞭
- ジョークが混乱の元になる場合
- 技術用語の説明不足
- セクションの順序が分かりづらい
- ソフトウェアの具体的な動作説明の欠如
- 開発者にとって面白いがユーザーにとっては混乱する内容
- Webサーバーごとに異なる権限設定
- セッションごとにREADMEを改善し、次のユーザーで再テスト
実ユーザーと対話する価値
- 合計約150ユーロを費やし、直接フィードバックを受けた経験
- AIやLLMではなく実際の人間との対話の重要性
- 人間ならではの視点やユーモア、リアルタイムの反応
- 25ユーロのバウチャーで喜ぶ参加者
- 無料で協力してくれる人も存在
他者によるレビューの価値
- GOV.UKでの技術文書執筆経験
- 他者によるチェックで美辞麗句が削ぎ落とされ、可読性向上
- 機械では検出できない誤りの発見
- 会話を通じてフラストレーションの声を直接聞ける利点
README改善のすすめ
- ActivityBotのREADMEは完璧ではないが、明らかに分かりやすくなった事実
- 開発者は実際の人と話すべき
- 報酬が出せなくても、声に出して手順を追ってくれる人を探す価値
- READMEの質が確実に向上することを保証