概要
big-arrow-on-the-screen (bigarrow) は、macOS向けのコマンドラインツールで、任意のウィンドウ上に矢印とサインを描画 クリック透過・キーボードフォーカス維持 など、操作性を損なわずにガイドを表示 AIエージェントや人間の操作補助 に特化し、セキュリティやユーザビリティにも配慮 インストールや操作は簡単 で、Swift製単一バイナリ・追加権限不要 多彩なカスタマイズや用途 に対応し、ドキュメント・リモート支援・デモにも活用可能
bigarrowとは何か
- macOS用コマンドラインツール で、画面上の全ウィンドウの上に矢印とサインを描画
- クリックは下のアプリに透過、キーボードフォーカスも現状維持
- 矢印は自動で消える ため、後処理不要
- MITライセンス、プライバシー保護・テレメトリなし
- AIエージェント支援 :AIが自動化できない「人間の操作」部分を明示的に指示
- Claude CodeやCodexスキル としても利用可能
主な用途
- macOSの権限ダイアログやOAuth同意画面 などで、「Allow」ボタンを明示的に指し示す
- 2FAコードやCAPTCHA、パスキー、署名、チェックボックス など、人間が操作すべき場面のアシスト
- 多数のウィンドウやタブ から、AIが目的のものを特定して指示
- 離席中の呼び戻し (--sayで音声読み上げ)
- 操作手順のガイド (KeynoteやBlenderなどで順番にポイント)
- リモートサポートや家族支援 (親のMacで「PDF保存」などを矢印で案内)
- デモ・スクリーンキャスト・ドキュメント作成 (PNG出力や録画中の強調)
- デバッグ時の座標確認 (--dry-run --jsonで描画せずに座標チェック)
特徴・仕組み
- Swift製単一バイナリ、デーモンやメニューバーアイコンなし
- macOSの追加権限不要 (描画自体には何も必要なし)
- クリック透過 :矢印やサイン以外は全て下のアプリに操作が届く
- 複数ディスプレイ・Spaces・Stage Manager・フルスクリーン対応
- CPU負荷低 (約1.4%)
- AIや自動クリックツールではなく、あくまで「指し示す」だけ
- ウィンドウや要素の自動前面化 (--app, --window指定時)
- カスタマイズ性豊富 :色・形・サイズ・スタイル・音声読み上げ・複数同時表示
- 自動消去 :タイムアウト・クリック・プロセス終了・stopコマンド等で消える
- セキュリティ配慮 :クリック・入力・キャプチャは一切行わない
コマンド例
- ラベルで指示 :
bigarrow point --element "Allow" --app "System Settings" --text "Franz, click Allow"
- 座標で指示 :
bigarrow point --at 760,500 --text "Franz, click HERE"
- ウィンドウ単位で指示 :
bigarrow start --window "Safari:Inbox" --text "This window" && bigarrow stop
- PNG出力・dry-run・JSON出力 にも対応
インストール方法
- Homebrew :
brew install franzenzenhofer/tap/bigarrowbigarrow install-skill(Claude CodeやCodex用)
- ソースビルド :
swift build -c release(Xcode 16以降、macOS 14以降)
権限・セキュリティ
- 描画自体に権限不要
- 一部ターゲット検出時のみ (AccessibilityやScreen Recordingが必要な場合あり)
- 権限はbigarrow自身ではなく起動元アプリ(例:Terminal, VS Code等)に付与
- bigarrow doctor で権限状況やディスプレイ情報を確認可能
- Exitコード で状態を明示(0:OK, 2:入力エラー, 3:ターゲット未発見, 4:権限不足)
カスタマイズ項目
- 形状 :bend, straight, zigzag, spiral
- スタイル :arrow, ring, box
- サイズ :S, M, L
- 角の形 :round, sharp
- 色 :red, orange, yellow, green, teal, blue, purple, pink, black, white, #RRGGBB
- ボーダー :shadow, white-black, black
- テキスト・ボーダー・エッジ・Xボタンの色 も個別指定可
- --close-button でサインにXボタン追加(手動消去用)
- --follow でウィンドウや要素の移動に追従
- --until-click でターゲットクリック時に自動消去
- --say でサイン内容を音声読み上げ
よくある質問(FAQ)
- 画面録画やアクセシビリティ権限は必要?
- 基本不要、ターゲット検出方法によっては必要な場合あり
- キーボードフォーカスを奪う?
- 奪わない。独自イベントループで制御
- 複数ディスプレイやフルスクリーン対応?
- 完全対応。抜き差し時も自動消去
- ElectronやChrome内の要素検出は?
- Electronは可、Chromeは一部制限あり
- セキュリティリスクは?
- 権限以上の操作不可、クリック・入力・キャプチャ一切なし
- AIスキルとしてのトークン消費は?
- スキル説明は約190トークン、本体説明は2,200トークン(Claude Opus 5.5換算)
他ツールとの違い
- 既存の画面アノテーションツール は人間向け、bigarrowは プログラムからの指示 に特化
- 26種類の既存ツールを検証、該当機能は未発見
テスト・信頼性
- 91件の自動テスト :ジオメトリ、配置、スムーズな接合部、ゴールデンイメージ、ウィンドウサーバー挙動など
- macOS 15・26・27でCI実施、実機動作確認
- 17件の動作テスト :クリック、追従、ウィンドウ切替、フルスクリーン、2画面、CPU負荷など
まとめ
- bigarrowはAIエージェントや自動化ツールが「人間の操作」を明快にガイドするための新しい矢印ツール
- セキュリティ・ユーザビリティ・カスタマイズ性が高く、幅広いmacOSシーンで活躍
- インストール・利用もシンプルで、誰でも手軽に導入可能