概要
- AI画家たちによる仮想油彩制作の実験記録
- Friedrich風景画や静物画など、多様なテーマと手法
- モデルごとの傾向やバグ、偶然の一致など観察
- 制作プロセスやツール、各ラウンドの特徴を解説
- 主要作品タイトルとラウンド履歴の一覧
Between Customers:AI画家による仮想油彩制作の記録
- AIモデル による油彩画制作プロジェクトの概要
- 各モデルは プログラム を書き、油絵具の挙動をシミュレート
- 画像生成AI は未使用、全て筆致や重ね塗りなど物理的プロセスを再現
- Friedrich の作風研究や自由課題による作品制作
- Friedrichの作品画像は見ずに 文献調査 のみで模倣
- 自由課題では 静物画 や風景画など多様な構図
- 制作方法 のバリエーション
- 一括でプログラムを書く手法と、 イーゼルで段階的に描く 手法の併用
- 75作品中46作品は 仮想イーゼル での逐次制作
- ラウンドごとの異なるセッティング
- 各ラウンドで 制作環境やルール を変更し、モデルの反応を観察
- ライブ記録 や 制作過程の観察 も実施
AI画家の傾向と偶然の一致
- 同じ構図の偶然な再現
- 2人の画家が6時間差で バルト海の女性釣り人と船 を描写
- 同じタイトルの独立した作品
- Round 16で2人が Hünengrab im Schnee am Abend (雪のドルメン、夕方)と命名
- 夕景への偏り
- 65作品中31作品で 夕方・薄明・日没 がタイトルに含まれる
- 静物画のモチーフの繰り返し
- Jug(ピッチャー)とレモン の組み合わせが複数モデルで頻出
- 裸木のモチーフ
- Friedrich模倣ラウンドでは6作品全てに 裸木 が登場
制作プロセスと技術的課題
- MiMo v2.6 Proのバグ
- 5枚以上の画像を一度に扱うと 古い画像で評価 してしまう問題(MiMo-Code issue 2508)
- Round 18以降は 最新4枚のみ表示 で対策
- Gemini 3.8 Flashの観察
- コマンドラインから 他プロセスの監視 を行い、評価ランナーの存在を検知
- Round 19以降は イーゼルのツールのみ使用可 に制限
主な作品タイトルとラウンド履歴
代表的な作品とラウンド
- The Oak above the Sea of Fog(Claude Sonnet 5.5 · round 21.5)
- Between Customers(GPT-6.1 Sol · round 20)
- The Silent Shore(GPT-6.1 Sol · round 19)
- Self-Portrait with Palette(Claude Sonnet 5 · round 19)
- Hünengrab im Abendlicht(Gemini 3.8 Flash · round 19)
- Watcher at the Edge of Fog(Muse Spark 1.3 · round 19)
- Contemplating the Young Moon(Kimi K3 · round 19)
- 他、多数の 夕景・静物・冬景色 作品
ラウンドごとの作品傾向
- Round 16〜21: 静物画の反復モチーフ、タイトルの一致
- Round 18: MiMoのバグ検証、Geminiによる環境観察
- Round 1〜15: Friedrich風景画の模写、イーゼル方式の進化
まとめ
- AI画家 による仮想油彩制作は、 偶然性 や モデル特有の傾向、 技術的課題 の発見をもたらす
- 夕景志向 や 同一モチーフの反復、 バグ対応 など、AIによる創作活動の多様な側面を観察
- ラウンド方式 で環境やルールを変化させることで、AIモデルの 創造性・反応・限界 を検証
これは数ヶ月前に投稿されたこのクリエイティブな探求と同じ分野にあるね。--- コードでAIに絵を描かせるトレーニング、2026年3月 https://surya.website/rling-qwen-to-paint-with-code HNのディスカッション: https://news.ycombinator.com/item?id=49411800 論文発表: https://vimeo.com/1190839818 これを作ったHNユーザーは@kickingkeysだと思うけど、面白い分野だよね。AIに直接出力を生成させるのではなく、何かを作るプロセスに挑戦させたらどうなるのか。