概要
- Cloudflare が新たな意思決定モデル「Clef」と「Clef-flash」を公開
- これらは Typesafe AI のJev System Oneと比較される高性能モデル
- API互換性 ・低レイテンシ・高精度が特徴
- オープンソース としてHugging Faceで公開
- 強化学習 によるファインチューニングサービスも提供開始
意思決定モデルとは
- 意思決定モデル は、確率に基づき分類を行い、エージェントの行動判断を支援
- 例:カスタマーサポートのメッセージを入力し、緊急性や担当チームを分類
- 出力は 型付きの確率値 で、ワークフローの自動化や人間へのエスカレーション判断に活用
- 人間の介在なし でエージェントが自律的に意思決定・行動可能
- Cloudflareでは Threat Intelligence 分野でClefを活用し、ドメイン分類を高速化
Clefモデルの特徴
- 画像入力対応 のビジョンエンコーダ搭載(Jevはテキストのみ対応)
- 64kコンテキストウィンドウ (Jevは32k)でより多くの情報を入力可能
- 高精度・高性能 で、Jev Decision Indexなど各種ベンチマークで上位スコア
- 低レイテンシ (Clef-flashは特に高速)で即時応答に最適
- Cloudflareの Workers AI 上で提供、エッジGPUによるさらなる低遅延実現
- API互換性 があり、Jevからの移行も容易
Clefと他モデルのベンチマーク比較
- ClefおよびClef-flashは、多くの評価項目で Jevや他モデルを上回る
- 例:case exact、API-Bank accuracy、PhishNChips accuracyなど
- レイテンシ :Clef-flashは最速クラス、Layaに次ぐが品質は上回る
- エンタープライズ対応 :リクエストやレスポンスを保存・学習せず、プライバシーを保証
Clefのトレーニング手法
- Qwen モデルをベースに、意思決定用にポストトレーニング
- 非自己回帰型 推論で、トークン生成を省略し高速化
- スキーマに基づく直接的な選択肢評価 と2段階アテンションルーティング
- ラベルスムーズ化クロスエントロピー と Brier損失 で確率キャリブレーション
- 強化学習(RLCD) で細かな評価と汎化性能向上
ファインチューニングと強化学習サービス
- Cloudflare内部では Trust & Safety や Bot判定 など用途ごとにファインチューニング
- 長年のネットワークデータを活用し、 特定用途に最適化 したモデルを開発
- FDE(Forward-Deployed Engineer)チーム が顧客と連携し、ニーズに合わせてファインチューニングを支援
- 今後は セルフサーブ型プラットフォーム も提供予定
Clef導入方法
- Cloudflare APIを利用し、 curlコマンド などで簡単に意思決定モデルを呼び出し可能
- 例:サポートリクエストの緊急度や担当チーム、影響度を自動分類
- Hugging Face でオープンソースモデルとして提供、自社環境での実験も可能
- 開発者ドキュメントやサポートを通じて、迅速な導入・運用が可能
まとめ
- Clefは 高精度・低レイテンシ・API互換性 を備えた次世代意思決定モデル
- 画像・テキスト両対応、大規模な入力に対応
- オープンソース で試行・導入が容易
- 強化学習によるファインチューニング で顧客ごとの最適化も可能
- CloudflareのAIプラットフォームと連携し、エージェントワークフローの自動化・高度化を実現
価格は1百万トークンあたり$0.24で、Jevの約6倍だね。Clef-flashは$0.09で、かなり競争力があるよ。